January 25, 2012
一方、文系の若手研究者も躍進している。演歌が日本文化として見なされる過程を探求した『創られた「日本の」神話-「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』で今年度のサントリー学芸賞(芸術・文学部門)と国際ポピュラー音楽学会賞(非英語部門)を受賞した大学院文学研究科の輪島裕介准教授(37)もそのひとりだ。「豊かな将来性を持った書き手の誕生」と高い評価を受けた。  国立大学の文学部では唯一という音楽学の講義を受け持ち、学問対象になりにくかった大衆音楽を文化人類学や歴史学の視点で研究している。輪島准教授は「大衆音楽に関する研究が認められたのはとてもうれしい。自分の関心と適切な問題設定があれば、どんな分野でも研究対象になるはず」と話している。